お金の博物館なのに入館無料!貨幣博物館ってどんなとこ?

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貨幣博物館看板

こんにちわ。シンゴ(@shim5o)です。

3年前に株式投資の勉強を始め、大幅に儲けは出ていないものの2倍の利益は出しました。(今はお休み中w) しかし、働いてもらうお金より投資でのお金の方がコスパが良い。。。そもそもお金ってなんなんだ!? という疑問が、私にお金の勉強の扉を開かせました(笑)

紙幣はただの紙切れですが、信用があるからお金としての価値があるわけですね。1万円札を作る原価はいくらかご存知ですか?? 実はたったの約20円と言われています。つまり、9980円は信用価格です!!

みんなが使ってる1万円札、本当は20円です!! (キッパリ)

頭が混乱してきますね(笑

ということで、都内にあります貨幣博物館へお金の歴史を勉強してきました!!

見学はなんと無料!

貨幣博物館は日本銀行の隣にあります。私はJR東京駅から徒歩で行きました。日本橋口から徒歩で5分くらいで行けます。また、地下鉄だと東京メトロの三越前駅のA5あるいはB1出口から徒歩1分で行けるみたいです。

さぁ、いよいよですよー。

貨幣博物館はこちら

入口に到着です!!

入館無料!!

なんと、「 お金 」の博物館なんですが入館料は無料!! なんということでしょうか。無料でお金の勉強ができるなんて。本当に素晴らしい!!

さぁ、入ってみましょう!

断幕

貨幣博物館の断幕を横に自動ドアを入ります。傘は持ち込めないのでここで預けるようにしましょう。無料鍵の傘立てがあります。(※帰りの際、お忘れなく!!)

さらに奥に行くと、警備員さんが数名いらっしゃいました。

カウンターのようなところで、名前と入館人数などを紙に記入します。この用紙が紙幣リサイクルだったら感動でしたが、普通の紙でした(笑)

入口は1階ですが、博物館は2階です。階段を登っていきましょう!! (健康に良いですw)

博物館入口までは撮影OK!

入口で撮影は禁止と言われたので、入口付近から撮らずにいたのですが、なんと、博物館の本館入口までは撮影OKとのこと。

古代人も頭が良い

ということで、階段を登ってすぐ撮影!!笑

石のお金

どーん!!

石のコインです。アニメやお笑いのコントなどで、見たことがありましたが本当にあったんですね。石貨はヤップ島というところの石貨で、不動産売買や労働の給与、婚礼の贈答に使われていたそうです。しかも、この石貨は、400km以上も離れたパラオ島で切り出した石灰岩で、なんとカヌーで運んだらしいです。すげー!! 400kmもカヌーで。カヌーの構造が石の重さで沈まない設計にしてることもすごい!!どちらかというとそっちがすごい!!古代人も頭が良いという証拠ですね。

この奥が入口です

廊下の写真

階段を登って、石貨を見て興奮した後は、この廊下をまっすぐ歩きます。廊下の右手にはお土産コーナーがあるのですが、一般的なお札柄タオルとか小判形消しゴムとか◯◯饅頭みたいなものしかなかったので、スルーしました(笑)

ただ、撮り損ねたがのが1億円の(印字の無い)札束があり、その重量を体験できるコーナーがあったんですよー!! 金額は重たいですが、私には意外と軽かったです(笑)

廊下の先にやっと博物館の入口です。

博物館入口

ここの中から写真はNGということなので、写真はここまです。残念。。。

博物館の外も面白い!

日本銀行誕生の証明書

写真の博物館の入口の前にはオープンスペースで、日本銀行の働きやお金の流れなどのビデオ映像が流れています。これを見てるだけでも結構勉強になります。

また、その後ろにはちょっとした展示物や説明などありました。ここは写真OKです。

日本銀行営業免状

日本銀行の営業免状です。大蔵卿 松方正義と書いてありますね。歴史を感じますねー。なかなか見れるものじゃないので、興奮しちゃいました。日本銀行が日本政府のもとで営業を許可するという書状ですね。今もその状態のはずですが。。。ひとまず、現在の話は置いておきましょう (笑

お札にも一生があります

日本銀行には大きな仕事として、三つのことが説明されていました。

日銀3つの仕事

一番氣になったのは、お札に一生があるということです。よく使用される千円札や五千円札は1〜2年、一万円札は4〜5年だそうです。紙幣は日本銀行が回収して自動鑑査機でチェックを行います。そして、廃棄対象となるのが、なんと、年間に約3,000トン!!

1万円が約1グラムなので、その額は約30兆円!! (1トン=1,000,000gです。)

捨てるなら、ください!! 笑

欲しいですが、残念ながら細かく裁断し約半分は廃棄、もう半分はリサイクルとして使用されるようです。リサイクル商品などは最近だとよく街で見かけるようになりましたね。

博物館内はもっと楽しい

大人向けの内容です

人に依りますが、30分〜1時間もあれば十分に見ることができる広さでした。私はここだけで3時間は滞在できそうです。急遽行ったこともありメモを持ち合わしていなかったので、何も情報がメモれず残念でした。。。

展示内容としては歴史好きか好奇心旺盛なお子さんであればハマりますが、興味がなければはっきり言ってつまらないと思います (笑

お子さんを連れて行かれる場合、お父さんの出番ですよ!!

見学者の年齢層は高めでした。30〜60代というところでしょうか。お金と現実的に向き合い始めると興味が出るのかもしれませんね。

また、博物館の中はとても乾燥していますので、喉を傷めないようマスクすると良いかもしれません!!

館内案内

展示内容としては4つの大きなブロックに分かれています。写真のように案内図は5つのパートに分かれています。

  • 古代貨幣史
  • 中世貨幣史
  • 近代貨幣史 (近代は2ブロック)
  • お金の構造や作り方

最古の貨幣は和同開珎か!?

富本銭と和同開珎

日本最古のお金として、富本銭か和同開珎かという議論はまだ行われています。私はどちらでもよく、この700年頃から既にお金として銅銭が使われていたという事実がとても深く感動を覚えます。そして現代も10円玉は銅ですから、なんとも言えない過去からのつながりを感じます。

そんな古い時代の貨幣からこの博物館は始まります。当時の単位は「 文 (もん) 」。お金をどのように生活として利用していたか。当時の物価などが紹介されています。

年貢もお米で納めていることを小学校で学びましたが、実はお金で納めていることもあったようで、新たな学びもありました。そのことからも一般民の間でも貨幣というのは広く広まっていたんだと思います。

唐や宋のお金が日本のお金!?

貿易船?

平安時代後半になると、国内産の貨幣は信用度を失い、一般民の間では流通しなくなりました。それに伴い、国も銅銭を鋳造しなくなりました。国の権力が弱まると貨幣価値も落ちる。これは現代も昔も全く変わりませんね。

そうすると、当時の唐や宋のお金が国内の流通を回り始めました。鎌倉時代、幕府は禁止をしたらしいですが、それ以上に広まってしまったので、仕方なく許可を出したようです。これにより、中世は中国大陸から渡ってきたお金を使用することになります。

その後、戦国時代になり、各領地を大名や寺院などが治めるようになると、各藩ごとにお金を制定していきます。領地によって独自のお金や宋のお金などルールがそれぞれになります。

この辺りの内容が細かく、実物を展示しながら説明してくれています。

大判は贈答用だった

大判見本

江戸時代になると、幕府が通貨の統一化を行います。ここで「 両 」という単位が登場します。江戸時代の貨幣単位はこのような感じでした。

1両=4分=16朱=1,000文 ( 1朱=250文 )

では、よく私たちが思い出す大判は何両なのか?? と考えちゃいますが、大判に含まれる金 (ゴールド)の含有量が目安なので、明確に統一されていたわけではないようです。

大判は普段のお買い物などに使用していたというよりは、贈り物やめでたい時のお祝いなどに使用されていたようです。しかし、テレビの悪影響で、悪代官が目に浮かびますw

では、1両は現代の価格で換算するといくらなのか?? というと、物価などにも関わるので一概には言えないというのが、貨幣博物館の資料にありました。

1両がいくらだったのか。これを現在の価値から考えるのもひとつのロマンかもしれないですね。お父さん、計算していってお子さんの前で披露してくださいね!!

ちなみに、当時はそば一枚が16文だったそうです。そば好きな私はそれだけ知れれば十分です。(そば相場だと1両=約13万だそうです。)

いよいよ円の世界へ

明治時代に入ると実はまだ、「 両 」を継続して使っていたそうです。営業免状にも年号が記載されています、明治15年に日本銀行が誕生します。そこで「 円 」を採用し、一氣に日本の通貨を統一していきます。

どうして、「 円 」なのかということは諸説あり。明確な理由はわからないようです。そういうもんなんですね(笑) 博物館を見学していて「 円 」の歴史ってまだ100年ちょっとなんだなぁというのが率直な感想でした。

日本の銀行制度やお札のデザインなど西欧をモデルにどんどん発展を遂げていきます。そのうちに戦争に入り、戦時中のお金や戦後のお金などの展示があり、やはり近現代の情報は薄いような感じがしますが、貨幣の博物館なので仕方ないですね。

特に感動したのは、台湾銀行券や朝鮮銀行券、満州銀行券を見れたことです!!

これらの紙幣、学校の歴史では勉強しません。大東亜戦争中、日本は物資等はの輸入が外国から途絶えられてしまい、もちろん貿易なんかもできず、お金もない状態でした。当時の台湾や朝鮮、満州は日本の領域、連携国でしたから、本来であれば日本銀行管理になるはずですが、あえてそれぞれに銀行を設立させたのです。めちゃくちゃ頭を使って、日本銀行とそれぞれの銀行間のやりとりでお金を生み出すトリックをやっていました。詳細についてはここでは割愛しますが、日本人は本当に頭が良い!!!

日本銀行はお金を造ってない

最後のコーナーは、現代のお金の金や銀の含有量やどうやって紙幣や硬貨を作っているかなどを紹介しています。紙幣の透かしや印刷なども詳細に説明してくれています。

ちなみに、お金の管理は日本銀行ですが、造っているのは違うところです。紙幣は国立印刷局、硬貨は造幣所です。どちらも独立行政法人です。

展示の最後に、あの人気のボードゲームが展示してあり、ちょっと現実的で笑ってしまいました。ボードゲームわかりますよね?人生を体験するゲームですw

日本銀行から「 お金をちゃんと管理して人生を歩んでね!! 」というメッセージですかね (笑

まとめ

貨幣博物館の内容についてまとめました。私たちの生活に関わるお金。そのお金がどういうものなのかをしっかりと勉強する機会って、自ら動かない限りありません!! 学校でも教えてくれないですから。

その勉強するのに、ここ貨幣博物館は本当にオススメです。しかも無料ですから!! 私はメモ帳持ってまた行く予定です。

お金のことを理解して、お金に生かされる人生ではなく、お金を利用する人生にしたいですね!!

貨幣博物館はこちら

貨幣博物館 (http://www.imes.boj.or.jp/cm/)

休館日 月曜日 (ただし、祝休日は開館)

入館料 無料!!

※ 後日、ホームページを初めてみたのですが、2015年11月21日にリニューアルされたらしいです!! どおりでやたらキレイだったのか、と納得しました(笑)

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