TPP(環太平洋経済連携協定) ?関税って何?氣になる疑問を解決!

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こんにちわ。SE兼業主夫シンゴ(@shim5o)です。

TPPが早ければ2016年から始まります。では、そのTPPとは何なのでしょうか。TPPの知識を正しく知り、対処を考えていきましょう!!

TPPとは?

TPP(環太平洋経済連携協定) はもともと、シンガポール、ブルネイ、チリ、ニュージーランドの4カ国で始まった協定でした。2010年からアメリカなどが参加。途中から参加したアメリカが中心となって動いているのには、ちょっと頭をかしげますね。

TPPとは、太平洋を囲む国々が協力し合い、貿易の関税の撤廃、知的財産や原産地規制、紛争解決などを含めた経済協定のことです。

説明でさえ、わかりにくいですよね(笑) 一つずつ説明していきます。

関税とは何か?

関税が日本の農家さんを守っていた!

国同士で貿易を行う上で、関税という税が発生しています。何のための税金かというと、その国の産業を守るための税金です。

例として、日本のお米を例にとって考えてみます。

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日本といえばお米ですから、産業は残していきたいですし、日本の農家さんも守っていきたいですよね。国民がお米を買うことで、日本の農家さんにお金が回り、さらに良いお米を作ることができる好循環が生まれます。

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しかし、海外から安いお米を輸入すると、家計を考えて海外のお米を購入する国民も出てきます。そうすると日本の農家さんにはお金が回らないので、だんだんと生産が厳しくなっていき、日本の産業の停滞を招いてしまいます。

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そこで、海外から輸入したお米には関税という税金をかけることで、国内の農家さんに影響が最小限で済むようにして産業を守っています。このおかげで美味しい日本のお米が維持できているんですね

これが貿易の関税です。TPPではこれが撤廃となります。日本が米や麦、お肉、乳製品、砂糖を聖域の5項目として交渉していた意味がわかると思います。

米の関税は守ったのですが、条件として決められた量を要不要問わず関税なしで輸入することになりました。なんだそりゃ。。。

米農家さんの救い方!

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日本産の米を食べましょう!!

日本の米の生産が足りなくなるくらい消費しちゃいましょう!! 海外産の美味しいお米もありますが、やっぱり国産米がわたしは好きです。

これが日本のお米や農家さんを救う方法です!!

知的財産で無料から有料に!?

著作権期間が延長!

著作権の権利期間がTPPを通じて引き上げられます。著作権が失効は作者が亡くなってから50年後でしたが、70年後に延長になります。

アメリカやヨーロッパでは70年というのが基準であるようで、そちらに合わせるということになったようです。

ディズニーキャラクターの使用料も払う期間が延長になるので、キャラクターなどをたくさん輩出している国にはラッキーです。

ディズニーに負けないくらいの、日本発のキャラクターを世界に発信していくしかないですね!! スーパーマリオなんかは日本ですよね!! 負けるなマリオ!!

日本の有名作家さんの小説など、無料で読めていたものが急に読めなくなるかもしれません。インターネット上で無料で読める「 青空文庫 」が冊数が減ることが懸念されますね。本好きの方々には、衝撃的かもしれません。

著作権の対策方法!

今のうちに手に入れられるだけ手に入れておきましょう!!

今日からダウンロードが忙しくなりますね(笑) ただし、公開等もできなくなるので、個人でのお楽しみだけになってしまいます。

厳しい原産地規制

半分はTPP産

TPP圏ので優遇措置を受けるためには、自動車などは製造に使う部品のうち、55%がTPP圏内の国で製造したものである必要があります。この使用比率のことです。

自動車の部品に関しては、TPPに参加していない、中国やタイなどからの部品が多いため、この割合についても頭を悩ますところです。

当初、日本は40%を提示していましたが、結果55%というところで落ち着きました。

日本車の性能の良さには海外でも定評がありますが、関税がかかって高くなってしまうと大打撃を受けます。また部品をTPP圏内から調達となると、その精密さなどもまた懸念事項としてあげられます。

この辺り、自動車メーカーはどう対応するのかが大事になりそうですね。

自動車メーカーの救い方!

自動車の部品も全て国産にしてしまいましょう!! 超が付くくらい優秀な町工場はたくさんありますから、今こそ、日本の中小企業を助けるチャンスです!!

ここを逃したら、もう後がないような。。。

自動車メーカーさん、どうか国産100%車で勝負して欲しいです!!

やっかいな紛争解決

国と企業の裁判

海外の企業がその国にやってきて経営活動を始めたものの、その国の業界を守るために経営活動が行えなかった。この場合、すんなり帰ってくれれば良いのですが、妨害やバッシングされた!! と国を相手に喧嘩を売ることも考えられます。そのとき、TPPが仲介し解決するようにしますよ、というのがこの紛糾解決です。

これやっかりですよ。いちゃもんつけて国に喧嘩売って、裁判でその企業が勝つと、国がお金を払うんですから。

そのお金って税金ですよ!!

TPP参加国が貧しい国が出てきたら、そういうことをしてくる可能性があることを頭に入れておかないといけないですね。

対策

海外の企業で、国を訴える企業は、おそらくくだらない企業が多いでしょう。まず、そんな会社から何も買わないことです。そして、関わらないこと。

自ら撤退せざるを得ない状況にしましょう!!

下手にデモとかして怒らせて裁判でもされたら、その費用さえも勿体ないですからね。中◯がTPPに入っていなくて良かった。。。

まとめ

すぐわかるTPPの概要について説明しました。そして、その対策の提案をしました。

知ってるようで知らないTPP。正しい知識をつけて、いち消費者として、世界の動きに惑わされないようにしましょう!!

ここまで経済が開かれると、わたしたち一人一人の国民の意識が問われてきます。強い心と知識を持って対応していきましょう。

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