電車の車内広告の少なさから学ぶ。情報量に疲れてる現代。

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こんにちわ。シンゴ(@shim5o)です。

広島に行ったとき、広島駅から可部線に乗ると、東京とは別世界が待っていました。まったく広告がない。。。不思議な空間を体験してきました。ずっと東京にいる人は衝撃を受けるはず(笑) 地元の人は逆に東京に来たらびっくりするんだろうなぁ。

吊り広告のみの車内

新幹線で広島駅に到着後、2両編成の可部線に乗りました。乗った瞬間、何が原因かわからなかったのですが、ものすごい違和感でした。

2駅くらいまで全然、その違和感に氣付けませんでした。でも、なんだかそわそわする。「 なんだろう。この違和感。」と考えながら原因を考えていました。

ふと上を見上げると、1枚の地元デパートの広告。そこにはイベントの内容。

「(楽しそうだなぁ。他の広告も見てみよう。)」

他の広告を見ようとした、その時に、その違和感に氣が付きました。ないんです。広告が。。。

可部線車内

き、綺麗!! びっくりしました。これは見事!! 吊り広告以外まったくなにもないんです。この車内環境には驚きました。

大量の広告に慣れていた自分に氣づいた

車内の広告のなさに驚きを隠せず、思わず車内をプレーリードッグ並みに見渡してしまいました。これだけ広告がないととても氣持ちが良かったです。

(私が乗ったのは夜で暗かったですが)景色も楽しむことができますし、なんといっても落ち着く!!

もう一つ、氣付いたんです。大量の広告に囲まれていることに慣れてしまっている自分です。東京の山手線内はこんな感じです。

山手線車内

隙間なくギッシリ。。。窓にもペタペタ。

慣れているからこそ、可部線に乗った瞬間に違和感を感じたのだと認識ました。「 慣れ 」って怖いですね。良いことを習慣化するのには「 慣れ 」は必要なんですけどね。

情報が溢れると疲れる

東京に戻ってから、またこの電車での環境の日々です。なんだか疲れを感じます。情報量が多い環境は処理しきれず、頭が疲れちゃいますね。

最近は電車に乗っても広告はほぼ見てないです。本かブログを読んでいます。

シ―ナ・アイエンガー博士が面白い実験をしています。

アメリカのあるスーパー店内に試食コーナーを設置して実験した。試食実験は、大きな品揃え【24種類のジャム】と小さな品揃え【6種類のジャム】の二つのグループに分けて数時間ごとに入れ替えを実施した。

結果は、小さな品揃え【6種類のジャム】の試食した客のうち、ジャムを購入したのは30%だったのに比べ、大きな品揃え【24種類のジャム】の試食の場合、ジャムを購入したのは試食客のわずか3%だった。

注目を集めたのは、大きな品揃え【24種類のジャム】の方だったが、実際にジャムを購入した客の人数は、小さな品揃え【6種類のジャム】の方が、6倍以上も多かったのである。

これからもわかるように、情報量が多いのは注目を集めるけど、人の決断を妨げる要因にもなっているということですね。選択肢がたくさんあると結局迷ってやめてしまう。

そういうことってよくありますよね。

山手線は、注目を集める、つまり広告主としては絶好の場所だけど、乗車客にとっては・・・。可部線の方が乗車客にとっては心地が本当に良いってことですね。

JR東日本も売り上げを出さないといけないので、広告掲載料を頼りにするのはわかるんですけどね。

まとめ

可部線の広告の無さから、情報量が人に与える影響を考えました。

これからもどんどん情報に溢れる世界になっていくので、上手に情報を選んで有効活用していきましょう。そのためには、自分にはどんな情報が必要なのかを整理しましょう。

必要だと判断するために、まずは自分を知ること。これが大事ですね。

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