こんにちは。しんごです。
先日、免許の更新で警察署に行ってきました。免許を取った時や更新するときに登録料を払いますが、そのときに必ず聞かれる交通安全協会への加入。警察署でそう言われると、なんか払わないといけないように感じてしまいがちですが、実は断れるんです。しっかり断ってムダな支払いをせずに節約しちゃいましょう!! また、そもそも交通安全協会とはなんなんでしょうか。
断り方はシンプルです
加入を勧誘されるのは、免許の登録料or更新料を払うときです。それ以外の時は勧誘されません。地域によってはさも当たり前のように、最初から交通安全協会加入費を含めた金額で請求してくる場合もあるので、提示金額には氣をつけてくださいね。丁寧に、交通安全協会への加入へご協力をお願いいたします、という窓口の方もいらっしゃいますが、丁寧だからといって入る必要はありませんw
では、どのように断れば良いのでしょうか。警察署だとちょっと断るのにビビっちゃったりいしますよね。でも、断り方はシンプル。
「 交通安全協会への加入は結構です。」
これを窓口で一言伝えれば終わりです。簡単です。窓口側もそれ以上は何も言ってきません。地域によっては入らないと更新できないとか次回の更新連絡が行かないとか脅しをかけるようなところもあるようです。( え!? 取り立ての方ですかw ) その場合でも、しっかりと断っても問題ありません。その場合、この一言でとどめを!!
「 交通安全協会への加入は義務ですか?」
これでばっちりです。これで相手も何も言えなくなります。もし、義務ですと言ってきたらそれを示す資料を提示してもらうように依頼してくださいね。
もしかしたら、断ることで、窓口の方と氣まずい雰囲気になるかもしれません。そんなの嫌だって思う前に少し考えてみてくださいね。その方とはもう会わないか、会っても3〜5年後ですから氣にする必要ありませんよね。そう考えると氣持ちが楽になりませんか?
私は初めての免許取得時は払ってしまいましたが、以降は全て断っています。氣まずくなっても耐えられるようになりました(笑)
交通安全協会とは?
そもそも、交通安全協会とは何なんでしょうか。今まで何も考えてきませんでしたが、今回を機に少し調べてみました。
そもそもどういう団体?
まずはこれです。交通の安全を守ってるのは警察の交通課じゃないんですか?? 警察と連携して街の交通安全を守ってる団体ということみたいです。地域によって活動内容は異なると思いますが、大まかにはこのような感じです。
- 交通安全の広報および啓発活動
- 交通安全教育事業
- 交通事故の相談
- 免許更新時にもらう冊子作成
細かいことをあげるとまだあるのですが、こんな感じです。交通安全に関して警察では手が回らない部分をフォローしている団体というところですかね。警察の知り合いから聞いたことがあるのですが、交通課も結構忙しいらしいですからフォローは必要かもしれないと思いまいた。でも、事業報告書を見ると、カレンダー作ったり、CD作ったり、ステッカーたくさん作ったり、だいぶ無駄が多いようにも見えますが。。。
公的機関なの?会社なの?
交通安全協会は一般財団法人として組織が成り立っています。警察署の中にいるので、公的機関だと思ってました。。。違うんですね。では、一般財団法人とはどういうものでしょうか。
◆名称中に「一般財団法人」という文字を使える
社名に「 一般財団法人 」という文字を使うことができます。
◆公益性は問われない
事業目的に公益性がなくても構いません。公益性があるとは、不特定かつ多数の人の利益を増やすことを目的としているということであり、個人や特定のグループのみの利益を目的としていないということです。 つまり一般財団法人は個人の利益を追求する法人でかまわないのです。
◆設立者は設立時に300万円以上の財産を拠出する必要がある
株式会社の「資本金」に当たるのが、この基金です。一般財団法人は、2年連続で、この基金の額が「300万円」未満になった場合は、解散しなくてはいけません。
◆登記申請のみで設立することができる
登記申請とは団体の設立に関する目的や名称、役員などの詳細を管轄の法務局に届け出ることです。 従来の社団法人は、主務官庁の許可が必要でしたので非常に難しかったのですが、 一般社団法人が登記申請のみでできます。
◆誰でもできる
法人許可をもらわなければ設立できなかった法人が、条件さえ整えて申請すれば、誰でも設立できることになります。ただし、一般社団法人に比べると、設立時に財産が必要なことと必要な役員数も多くなるので、それほど気軽に行うわけにはいかないかもしれません。
要は資本金300万と役員などの組織が準備できるのなら、会社して良いよってことですね。交通安全協会も会社として成り立っていて、警察とつながっているということですね。役員も警察OBがほとんどらしいので、どうやら天の下り的な香りがしちゃいますねw
いわゆる会社なので、税金を使えないんですね。なので、私たちから免許の登録時に会費をもらおうとするわけです。なるほど。やっとなぜ徴収しようするのかがわかりました。
収入源は何?
では、収入源は加入会費だけなのかというと、そうではありません。細かく挙げると色々あるらしいのですが、大きな収入源としては以下の2つが挙げられます。
- 免許更新にもらう冊子の作成販売
- 更新時の書類作成代行手数料
この冊子の作成がけっこうな利益を上げているらしいです。1冊あたり200〜300円くらいで販売しているようですが、冊子作成の相場から計算すると、原価はおそらく50〜100円程度。もちろん冊数が多ければその分原価も下がります。利益率は倍以上!! しかも、毎年のように売れるので収益の安定性も抜群。会社としてはめちゃくちゃ良い商売です!! ただ、交通安全協会が作成した冊子は警察が買い取ってるので、そのお金って税金なんですけどね。。。
あの冊子、地元の交通安全協会の本と全日本交通安全協会の本と2冊以上がもらえますが、もらった人の一体どれだけの人が読んでいるのでしょうか。さすが力入れてるだけあって、この教本、見てみると結構勉強になりますよ。
加入すると良いこと
これがもらえます!!
ペラペラの免許証ケースです。いらない。。。
地域によってはロードマップがもらえたり(カーナビやスマホあるからいらないw)、交通安全協会協賛店の割引サービスを受けれたり(協賛店が少ないからいらないw)、などいろいろと良いこと(?)があるみたいです。
まとめ
交通安全協会の加入料も地域によって異なるようです。東京都と大阪府は勧誘がないらしいです。そういう地域もあるということは払う必要はないということです。交通安全協会の実態やサービスを見ると実際、払いたい!! と思う人は少ないのではないかなと思います。
交通安全協会は会社ですから、私たちに応えてくれていないと思う場合は、しっかりと加入を断りましょう。サービスの悪いレストランにはもう二度と足を運ばないのと同じ感覚でOKですw
また、断る場合は、なんとなくお金を払いたくないから加入しない、ではなくて、交通安全協会のここに不満があるから加入しない、と明確な理由を持って勧誘を断るようにしたいですね。
交通安全協会に加入しなくても、ドライバーのみなさんは安全運転を心がけてくださいね!!