こんにちは。日本文化を大切してるしんごです。初詣の時期になると、ご家族や恋人、仲間で神社へ参拝に行かれると思います。初詣でなくとも京都に行った時など日本の文化に触れる際にはお参りさせる人も多いですね。
でも、参拝の仕方を知らない!!
そんな方に参拝方法をお伝えします。これをやると周りからカッコイイ!! と思われること間違いなしです。日本人としての心を持つ行動をすることは本当に格好良いことだと思います。
今すぐ参拝なんです!! という方は次の簡易版のみ読んでくださいね。
参拝方法の説明(簡易版)
次の順でやっていきましょう!!
- 神社入口の鳥居の前で一礼。( これできるとめちゃ格好良いです!! )
- 神殿の前に行く。( 手水舎は省略します。)
- お賽銭を静かに納める。( 投げないこと。)
- 鈴を鳴らす。( 2秒程度。)
- 二礼二拍後、手を重ねたまま誓いを心で伝える。
- 一礼をして神殿前から離れる。( 深くビシッとするとキマる!! )
- 神社を出る際、鳥居の前で神殿の方を向き一礼。
※手水舎 (ちょうずや):手を洗い清める場所
これでバッチリです!! これだけできれば急ぎのときは十分です。もう神社に入ってしまった後の場合、1は省略しても構いません。7ができていると格好良いですね。
参拝方法をマスターして、カッコイイお参りを
時間がある方や予習の方はここからが大事です!! 正式な参拝方法をマスターして、参拝時に人から一目置かれる人になっちゃってくださいね。
鳥居は神社の玄関
神社の入口にある鳥居は神社の玄関です。人のお宅にお邪魔する時や帰る時、玄関で挨拶をしますよね?それと同じように神社に入るときと出るとき、神殿の方を向いて礼をすることで神様への挨拶となります。
この礼をできていない日本人がたくさんいて悲しい。
以前、明治神宮に行った時に、日本人ができてなくて中国人ができていたのを目にして、すごくショックを受けました。神社に入る時や出る時の鳥居の前の礼、日本人として当たり前にできるようにしたいですね。
鳥居を通るときは鳥居の中心を歩かないようにとよく言われますが、これ、決まりではないのです。ただ、どれだけ神様を畏れているかということになります。わかる人から見たらすぐにわかってしまいます。
もし神様を尊ぶのであれば、真ん中は神様の通り道なので空けておきたいですね。また、鳥居の右側をくぐるときは右足から、左側をくぐるときは左足から、跨ぐようにすると良いですね。下の図で説明します。鳥居の上から見て赤い線が鳥居です。
図のように、鳥居の右端をくぐるときに右足から行くことで、お尻の向きが鳥居の中心から外に向くことになります。こうすることで神様にお尻を向けないということになります。日本人として相手を思う氣持ちがものすごく表れている行為ですね。
手水舎は簡易版のお清め
神様の前に立つ際、身体をお清めする必要がありました。その昔は川や海に裸で入り身を清め、神様の前に行っていたようです。禊ぎのことですね。
ですが、水の衛生面やそれ自体をお参りのたびにやるのも大変だということで、手と口だけでも清めることになり、手水舎ができました。ちなみに、手水舎は”ちょうずや”と読みます。
現在はお清めが簡単になったのですから、せめて手は清めていきましょう。
ただ、初詣などの混んでいる時期は省略をしても仕方ない工程でもあると思います。神様も混んでる中、来てくれたのでそのくらい大目に見てくれるでしょう。
さぁ、お清めの仕方です。
- 右手で柄杓を取り、水を入れます。
- 左手に水をかけて清めます。
- 柄杓を左手に持ち替えます。
- 右手に水をかけて清めます。
- 柄杓を右手に持ち替えます。
- 左手に水をため、口を洗います。
- 左手に再度、水をかけて清めます。
- 柄杓を立てて持ち手部分に水を流します。
- 柄杓を戻します。
これが手水舎での方法です。
注意するポイントは柄杓に直接、口をつけないことです。氣をつけてくださいね。ちなみに、口を洗う際、水は飲み込まず、手で覆い隠して静かに下の溝あたりに吐き出しましょう。
お賽銭は神様へのお礼
お賽銭を入れる際に、よく投げ入れる人を見ます。後ろの方から投げてきて、前方の人の頭にコツンなんて状況も見たりします。
お賽銭は神様へのプレゼント(贈り物)です。投げる行為はやめましょう。人にプレゼントを贈るときに投げないですよね? 同じものと考えると投げることはできないですよね。
お賽銭の額は氣持ちなので、いくらでも構いません。
過去、1万円入れている人も見ました!! すごい。人それぞれで良いと思います。大事なのは氣持ちです!!
ちなみに、お賽銭はこのようなことに使われているみたいです。
- 建物の維持費
- お供え物の購入費
- 神社で働く方の人件費
- お守りや札などの経費 など
神様を守る、また、みなさんが参拝することができる、そのための維持活動費用ということでしょう。
鈴は邪気払いと神様を呼ぶため
鈴の音を静かな場所で目を閉じて聴いてみたことがありますか?
シャリンという音のあとに響く余韻のような振動音。何か心が洗われるような感覚になります。経験したことがない方は一度経験してみてほしいです。
お賽銭を入れたあとは、鈴を鳴らします。これには2つの意味があります。
- 自分自身の邪気払いのため
- 神様をお呼びするため
1点目は先ほど述べた、心が洗われるような感覚に近く、自分自身の邪気を払うために行います。2点目は簡単にいうと呼び鈴と同じような感じです。神様に私が来ましたよ、とお知らせするためです。ですので、そんなにガラガラ鳴らさなくて良いです。縄を2振りくらいがスマートかなと感じます。
お祈り時は名前を伝えるのを忘れずに
いよいよ、お参りのときです。神道では「 二礼二拍一礼 」が基本作法です。
これはお寺だと異なる場合もあるようですので、お参りに行く先のお作法を参考にしていただければと思います。初めの二礼は腰から曲げて頭を下げます。二拍の際、左手よりも右手の方を少し引いた状態で手を打ちます。図のような状態です。
その後、両手を揃えて、お祈りをします。
このお祈りの際、名前を言っていますか?
言わないと神様も誰だかわからないようです。 私はよく昇殿参拝 ( 本殿の中でお参りを行うこと ) するのですが、そのときは神主さんがおもいっきり名前を読み上げてくれます。
個人でお参りする際もしっかりと名前を伝えましょう!!
お祈りが終わり、最後の一礼も腰から曲げて、少し長めに礼をするとビシッとキマッて格好良いです!!
最後も鳥居の前で礼
神社をあとにする際、最後に鳥居の前で、神殿に向かって礼をしてから帰りましょう。ここまでがお参りとしての一連のお作法になります。これができると、この人できるな!! と思われるでしょう。
まとめ
参拝方法について、簡易版と詳細な説明をしました。
作法はしないといけないものではありません。人が神様を尊敬し参拝する際に意識してきた人たちの行為の積み重ねが作法になっています。つまり、作法自体が日本人としての文化であり心です。やはり、この作法ができている人を見ると、本当に格好良く見えます。
現代を生きる日本人も日本の心を大切にしたいですね!!