こんにちは。meiji認定ショコラアドバイザーのしんごです。2016年のサロンデュショコラ(以降、サロショ)で発売されましたセレクションボックス3のレビューをします。
TERRES DE CACAO / CRUS DE CHOCOLAT という名前のセレクションボックス3。
ボンボンショコラとタブレットがセットになっており、カカオ本来の味も楽しめるスペシャルなボックス。6ブランドで2種類ずつの計12個は言っています!!
カカオ産地の分かるパッケージ。
セレクションボックス3のパッケージはこちら。
そして、蓋を開けると・・・。
ちゃんとショコラの説明シートが入っています。
さらに中を覗くと・・・。
ショコラたちとご対面!! ミニタブレットがかわいらしい。
左側のボンボンショコラと右側のタブレットは位置がそろっていて、同じ位置に同じブランドのショコラが配置されています。
左上から縦に、
- オリヴィエ・ヴィダル
- ジャン=ポール・エヴァン
- クリスチャン・カンプリニ
その右隣の列を上から
- フレディック・アヴェッカー
- ジャン=シャルル・ロシュー
- フィリップ・ベル
という順番です。
さっそくいただいていきましょう!!
オリヴィエ・ヴィダル
クリオロ種の比較!!
ボンボンショコラ
プエルトフィーノのガナッシュ。
とにかくなめらかでした。ミルクのようなまろやかさもあり、カカオ感を感じられるショコラでした。
タブレット
抹茶のような渋みがあり、苦みも少々ありつつ、香りがブラックコーヒーのように香ばしい感じがしました。微かにフローラルの香りも感じました。
ジャン=ポール・エヴァン
ハイチ産の比較!!
ボンボンショコラ
ココアのような甘さやなめらかさを感じつつ、苦みと酸味も感じました。ナッツ感やスパイスの風味も感じました!!
タブレット
クリオロ種とトリニタリオ種をブレンドしたタブレット。
食感は高く、パリットした感じでした。食べた瞬間はそこまで感じなかったのですが、だんだんと苦みや渋みを感じました。カカオの力強さが出ている印象。
クリスチャン・カンプリニ
タンザニア産の比較!!
ボンボンショコラ
なめらかな口当たり。酸味は弱く、赤土のような香りもしました。カカオ感が感じられて余韻も長いような氣がしました。
タブレット
見た目は固そうでしたが、思ったより柔らかかったです。しかし、酸味と苦みが強く、自然のカカオという感じで、強い印象がありました。
フレディック・アヴェッカー
ベトナム産の比較!!
ボンボンショコラ
なめらかな口当たりで、香ばしさを感じました。土やスモークのような香りも微かに感じました。全体的には軽さを感じるショコラでした。
タブレット
食感は固く、土のような香りもありました。酸味も程よくあり、フルーティーさも感じました。後味にカカオ感が残る感じも印象的でした。
ジャン=シャルル・ロシュー
マダガスカルの比較!!
ボンボンショコラ
キャラメルのようにまろやかで甘く穏やかな感じがしました。バニラ香も感じ取れて、ほのかにスパイシーさも感じられました!!
タブレット
食感は固めです。醤油のような塩氣もある中、甘さもあり、ダージリン(紅茶)のような香りも感じました。苦みと渋みが程よく感じられました。
フィリップ・ベル
中南米カカオの比較!!
ボンボンショコラ
ハチミツのようななめらか感。とろける感じもしつつ、ザラザラ感もあって楽しい。ロースト香も少し感じられ、苦みのあるカカオ感がまろやか。
タブレット
食感は固く、力強さを感じました。香りは香ばしく、苦みや渋みも感じられ、カカオのパワーを感じるショコラでした。
セレクションボックス3の原材料は?
さすがシンプルなカカオの味を楽しむボックスだけあって、材料も少ないですね!!
添加物は甘味料のソルビトールのみ。うーん。使わなくても良いのでは?
まとめ
サロショ2016のセレクションボックス3を紹介しました。
サロショ2016は BEAN TO BAR がトレンドということもあり、このようなカカオを楽しむためのショコラボックスが生まれたんですね。比較するって楽しい!!
ボンボンショコラとタブレットでこんなに違いが出るっていう体験ができるのも貴重な機会でした!!
ごちそうさまでした!!
★セレクションボックス2の全容を公開!!