ピエール マルコリーニ (PIERRE MARCOLINI)「ソンジュ 7個入り」(2018)

サロンデュショコラ

ピエール マルコリーニ(PIERRE MARCOLINI)さんの最新作、ソンジュ 7個入りをレビューします。

SONGES(ソンジュ)の意味は?

タツノオトシゴのピンクのカバーがかわいい

今回の作品の名前であるソンジュとは、フランス語で「夢」や「夢想」を意味しています。夢のような魅力的な時間を提供したいというマルコリーニ氏の想いがたくさん詰められています。名前はカタカナでソンジュでも良いのですが、このブログではSONGES(ソンジュ)と表現するようにしています。その理由については後ほど説明しますね(笑)

それでは、ボンボンショコラを見てみましょう!!

注目のスーパーフードを使ったショコラ

夢に囲まれるグランクリュ

内容は3種類のボンボンショコラで全部で7つ入っています。

ピエール マルコリーニ グラン クリュ(真ん中)

カカオにこだわるマルコリーニ氏が最良のバランスでブレンドしたビターガナッシュ。

ソンジュ シトロン ベルガモット(白のボンボンショコラ)

ホワイトチョコレートの中にレモンとベルガモットで香りづけしたガナッシュとアーモンドのプラリネ。

ソンジュ ヴァニーユ バディアンヌ(赤のボンボンショコラ)

ホワイトチョコレートの中にバニラとスターアニスで香りづけしたガナッシュとスペルト小麦のプラリネ。スペルト小麦とは小麦の原種にあたる古代穀物で、強健な植物で栄養成分を多く含むとされているスーパーフード。

早速いただいていこうと思うのですが、マルコリーニ氏は食べるときのショコラの温度には厳重に気をつけているそうです。お店のスタッフの方々もその教えを守っているそう。ボンボンショコラは目安としていただく30分程度前には冷蔵庫から出しておくと良いそうです。そうすることで、舌に乗せた瞬間のチョコレートの香りが全然違います。このような、ちょっとした温度管理がショコラにはとても大事なんですね!!

教えを学んだところでさっそくいただいていきましょう♪

香りがメロディーを奏でる

綺麗な層!!

それぞれをカットすると写真のような断面になります。左(白)がソンジュ シトロン ベルガモット、右(赤)がソンジュ ヴァニーユ バディアンヌ。赤の方は切った瞬間にスターアニスの香りが広がりました。これは口に入れたらもっと香りが濃厚なんだろうなぁと想像ができます。

それではいただきます!!

ソンジュ シトロン ベルガモット(白)

口に含むとシトロンのほんのりした香りが広がります。柑橘の香りって強いイメージがありましたが、優しすぎるくらいでした。また塩味を少しだけ感じ、そこから甘味も感じました。アーモンドのプラリネのサクサク感はザクザクというよりもサクサクで柔らかめです。滑らかにとけて消えていく感じがソンジュ(夢)をイメージさせます。

ソンジュ ヴァニーユ バディアンヌ(赤)

食べた瞬間、驚きを隠せないくらいのスターアニス香。強めの香りなんですが全然嫌になりません。何度も改良を重ねてこのサイズにしたというこだわり。そのこだわりがこの豊かな香りを生み出したんですね!! また、スペルト小麦の食感も楽しいです。スペルト小麦を使ったパンは重量感があったりしますが、このショコラはその逆で、非常に軽やかです。

白の優しい香り、赤の豊かな香り。

交互に食べても自由な順番で食べても、ショコラの香りに強弱があるので、この箱の中でメロディーを奏でているようなショコラになっています。

SONGESの理由

SONGEの複数形”S”

どうして“ソンジュ”をあえて“SONGES”と表現していたのか。

ショコラの断面を見ると二層になっています。そして、ショコラを味わうと夢のような魅力的な時間を過ごすことができ、幾層にも重なる夢を表現していることから、SONGE(夢)を複数形にしてSONGES。

これはカタカナだと表現しきれないネーミングです。ぜひ、マルコリーニ氏の想いをこの名前からも感じてくださいね!!

まとめ

ピエール マルコリーニ最新作 ソンジュ 7個入りをレビューしました。グラン クリュは書いていないですが、こちらも美味しいので味わってくださいね!! スタッフの方は食事後のデザートとして召し上がるのにも良いショコラとおっしゃってました!! 夢がいつでも見れるショコラですね♪

今回紹介したのはこちら・・・

ソンジュ 7個入り 3,024円
〜 ピエール マルコリーニ (PIERRE MARCOLINI)

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