こんにちわ。現代アートに魅了されてるしんごです。
いきなりですが、私は現代アートの良さがまったくと言っていいほどわかりませんでした。何が良いのか、何がそんなに魅了するのか。。。しかし、そんな私を現代アートの世界へ導いてくれた方がいます。
村上隆さん(@takashipom)です。有名な世界的な現代アーティストさんです。村上さんの個展が六本木の森美術館で開催しているとのことで行ってきました!!
村上隆展のここがスゴい!
今回、村上さんの展示会の名は「 五百羅漢図展 」です。なんだか日本を感じさせるネーミングですね。2001年以来の個展だそうです。
作品はすべて写真撮影OK
まさに現代っ!! すべての作品において、写真撮影がOKなんですよ!!
作品に影響を与えてしまうフラッシュ撮影はNGですが、撮影したものをどんどんSNSなどでシェアもOK。これは素晴らしい。これからの芸術作品ってこうあるべきだなぁと思いますね。SNSで見て行きたくなる人もいるでしょうから。昔の絵画や作品などもそうしてほしいなぁと願います。あの有名なモナリザも実物ってかなり小さいんですよ?よく見る写真だと大きく見えますけど、行ってみないとわからないんですよね。
なんと、作品作成の舞台裏までオープン!
これは本当にすごい。なんと作品作成の舞台裏までもオープンにしてくれています。
こちらは「白虎」という作品で、高さ3Mで長さが25Mもあります。この他にも「朱雀」「青竜」「玄武」の3作品があり、全長100Mにもなります。これを一人で作り上げるのはなかなか大変だと見ていました。作成についての説明文を見ると、このように書いてありました。
限られた制作期間で仕上げるため、全国の美大生から参加志望者を募りました。チームを編成し、24時間シフトを組み、短時間で作品を完成させました。
す、すごい!! これって会社の組織論の勉強にもなります。最終的には200名を超えるスタッフが携わったようです。これだけの人を管理するには、マネジメント能力も必要となりますね。会社で働く人にとっても勉強になる展覧会です!
こちらは村上さんからの指示書。内容が細かく書かれてます。指示というのは曖昧ではなく具体的に行うべきですね。曖昧な指示で現場が破綻するのはよくある話ですね。
こちらはスケジュール管理ファイル。とにかく分厚い。これだけの人数のシフトを把握する必要があるので、これだけ分厚くなるのもわかります。多くの会社がスケジュール管理はエクセルや管理アプリを使用していると思います。原点に 返って、アナログの紙で管理するのもまた良いのかもしれませんね。なんか温かみを感じます。
村上さんのアート、ただの絵画じゃない。この裏舞台を知ってから、作品を見る目が一気に変わりました。村上さん、このような本も出しています。芸術に興味がなくてもとても考え方が勉強になります。
村上隆さんの表現したいことが作品で伝わる!
現代アート展のようなものいくつか観に行ったことあるのですが、ガチャガチャで、これがアート!?誰でも作れるんじゃ・・・って失礼ながらそう思っていました。
会場の最後のブースに村上さんの想いや意見を述べているVTRがあります。VTRでは、現代アートへの考え方や世界で戦うための術などお話しされていました。このVTRを見て、村上さんの伝えたいことが作品に現れていることに気づきました。
作者の考えや氣持ちを知ることで、作品に対する見方も変わりますね。
まとめ
現代アーティストの村上隆さんの展示内容や学ばせていただいたことをまとめました。村上さんの想いを肌で感じることができる展覧会です。また、マネジメントや組織論についても学べました。村上さんのリーダーとしての素質も感じることができます。
この展覧会で、私の現代アートへの考え方がガラリと変わりました。「 五百羅漢図展 」おすすめです!!
開催情報
展示会名 村上隆の五百羅漢図展
日時 2015/10/31〜2016/3/6 10:00〜22:00 ( 火曜のみ10:00〜17:00 )
入館料 一般1,600円、学生1,100円、中学以下600円
会場 森美術館 (東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー53階 ) ※受付は2階です。