こんにちは。しんごです。
7月10日は納豆の日。でも、それは納豆の消費拡大を狙って作った語呂合わせの日です。本当の納豆の日は1月6日の「 納豆のお年取り 」です!! (ビシっ)
1月6日は「 納豆のお年取り 」
先人の知恵を大切に
「 お年取り 」というのは、年を越すことを言います。この日に納豆を食べることで、万病の根が抜けていくと言われており、今年一年、病氣にならずに健康に過ごせるよう願う行事です。
このような行事は、先人の方々が自然を大切にし感謝をした食に対する行事であり、体調を崩さないように食の知恵でもありました。学校でも教えてくれない先人の知恵というのは大切にしたいものです。
余談ですが、東北大震災の際、井戸の水の状態がおかしい、地震がくる、と氣付いたおばあちゃんはすぐに山に逃げ、その数分後に津波で家は流されたそうです。おばあちゃんのご家族はおばあちゃんの知恵のおかげで一命をとりとめたなんてエピソードもあります。
納豆の効果と大豆
納豆には納豆菌がおり、その酵素分解によって、消化吸収を助けてくれる食べ物で身体に良い食べ物です。腐ってはいるのですが。 ちなみに、お正月の納豆のことを、節納豆(せちなっとう) と言います。うんちくにどうぞ!!
そもそも、納豆は大豆であり、その大豆自体は昔から日本人を支えてきた大切な食べ物であり、大事なタンパク源です。醤油や味噌など日本人がほぼ毎日、口にするものには大豆が使われています。節分でも大豆を使いますから、日本人と大豆は切っても切り離せない関係なんですね。
7月10日はなぜ納豆の日?
想像は容易ですが、なっとうで710です(笑) わかりやすい!! 調べたとこによると、初めは関西の納豆消費が弱いので、関西での消費拡大を狙って関西のみで設定した日らしいです。その後、全国で決めた記念日になったそうです。ちなみに、納豆共同組合連合会というところが決めたそうです。
ふーん。って、いやいや、日本の文化にある、1月6日に納豆食べようぜ!! で良いんじゃないの?と思ってしまいました。
納豆の消費量
納豆の消費量を、総務省統計局の「 家計調査年報(家計収支編:二人以上の世帯)平成26年 」で見たところ、東北が一番多かったです。ついで北海道、関東、北陸が多く、西日本はやはり消費は少なかったです。四国は東北の半分もなかったです。
西日本の方は納豆はあまり食べないとよく聞きますが、この消費量を見てもそれがわかります。でも、全く食べないということでもなさそうですね!!
納豆は馬が作った!?
発祥の地は秋田
東日本でよく食べられている納豆。そもそも発祥の地はどこなんでしょうか。水戸納豆って有名ですが、茨城ではないのです。
私の父が秋田出身なのですが、車で面白いところに連れて行ってあげると言われました。言われるままに連れて行かれたその場所は、なんと、納豆発祥の地 金沢公園でした。公園といっても普通の山の中ですw
この石碑を見たときはこちらのめっちゃ興奮しちゃいました。いや、納豆大好き人間ではないのですが、こういう地に行けることがとても好きなんですよね。納豆発祥地は三つほどあるらしいですが、全て秋田の地であり、金沢公園はその一つです。
製造者は馬!?
平安時代後期、源義家と清原家の戦い「 後三年の役 」というものがあり、その時に食材として煮た大豆を藁に包んで馬に乗せていたそうです。大豆を食べようとしたとき、それが糸を引いていました。食べるものが他にはなく食べないと戦えない。仕方なくそれを食べたそうです。すると、その糸を引いた大豆はとても美味しかったそうで、それが納豆の始まりでした。
馬の体温で温まって、秋田の冬の湿度の高さも影響し、ちょうど良く発酵したんでしょうね。納豆は馬が作ったんですね(笑)
それにしても、糸を引いた大豆を初めに食べた人はその勇氣に拍手です!! このとき勇氣ある人たちが大豆を食べてなかったら、現在、納豆はなかったかもしれないですね。
まとめ
納豆は身体に良い!! 1月6日の「 納豆のお年取り 」に限らず、食べたいですね。平安時代から食べらているものですから、身体には本当に良いことが証明できますね。
ただ、日本の大豆農家さんのためにも、日本産の大豆でできた納豆が良いですね!! TPPで影響を受けないように。
食の歴史を知り、文化に触れ、「食の知恵」を大切にしていきたいですね!!