人は壁にぶつかると考える。どうするべきかを。
大きい小さいに関わらず、何か決断をするときは必ず、自分自身や人などに対して、質問をしています。頭が良い人の質問は質が高く感じます。その人は質問への返事も的確。
頭が良い人はどのようにこれらのスキルを身につけているのでしょうか。
こんにちは。しんごです。人生を良くする質問。本当に大事な事だと考えています。著書をもとに考えていきましょう!!
著書をひとことで。
人生を良くする質問。その質問する力を取り戻そう!!
非常に読みやすく、理解しやすい内容でした。じっくり読むというよりはさらっと読める本で、わたしは1時間程度で読み終わりました。
質問力が必要なわけ。
質問力の低下。
わたしたち日本人は小学校のときから、先生からの問いかけに対し答えるという行為をメインで習ってきました。
しかし、小学校までは、世の中にあるものに対して、親や大人に、なぜ?どうして?という質問をたくさんしていました。
誰もが質問力を持っていますが、学校生活で返事力を鍛えてきた事によって、質問力が低下してしまいました。
質問力とは?
著書の中でこのように定義をしています。
質問力とは問題発見力。返事力とは問題解決力。
新入社員が答えられないような質問も5年目の先輩には答えられる。これは実績の積み重ねの結果。返事力を高めて行くには時間がかかる。
さらに、めまぐるしく世の中が変化している状況で、返事力が通用しない世の中になりつつある。
問題を見つけることが伸びる鍵。
仕事においても人生においても成長し続けることに意味があります。つまり今ある問題をしっかりと見つけることができるかどうかが重要です。
質問をすることで問題を見つけ、それを解決することで成長につながっていきます。
どうしたら質問力はつくのか?
質問力の前に大切なチカラ。
質問力をつけるには、質問する回数を増やすことが一番なのですが、著者はその前に「 照れずに発言する能力 」を付けましょう、と書いています。
恥ずかしがり屋や今の空氣を壊してはならない、という日本の国民性がそうさせているのもあるようですが。
アメリカなど欧米の学校の授業では、ディスカッションが多いので自然と発言する場があり、質問力を高められますね。
日本の教育の場も、学校側が発言しても良いんだ!! と思える空氣を作ってあげられると良いのかもしれませんね。
質問力には返事力が必要。
おぉ!! これは日本教育界に朗報ですね!!
質問力を高めるには、返事力が高い方が良いとのことです。
返事力が高い場合、返事力は問題解決力ですから、どのように解決すれば良いかが検討がつきます。その解決イメージができたときに、ではどうやって解決に持って行くのかを質問力でカバーしていきます。
つまり、質問力ばかり鍛えてもダメで、返事力も大切だということです。
やはり、何事もバランスが大事ですね!!
質問と返事はコミュニケーションの基礎。
人との会話を構成しているものは、質問と返事です。コミュニケーションの基礎でもあるので、これら2つの力を高めるにはコミュニケーションが大切ということになります。
コミュニケーションは数です。場数が大事です。
コミュニケーションといっても、他の人とだけでなく、自分自身とのコミュニケーションでもこの力は鍛えられるとわたしは思います。
質問力で掴んだ奇跡。
北海道にある旭山動物園は今は人氣の動物園のひとつです。
この動物園も質問によって生まれました!! 盛り上がっていない頃、閉園するかどうかまで追いつめられていたそうです。そこで従業員の方々は質問をし合ったそうです。
質問「 なぜ人が来ないのか?」
答え「 面白くないから。」
質問「 なぜわたしたちはここで働いているのだろう?」
答え「 面白いから。」
質問「 なぜ面白いのだろう?」
答え「 動き回る動物を見ているのが飽きないから。」
ということで、行動展示という見せ方を作り、これだけ盛り上がる動物園になったんですね。
たかが質問。されど質問。質問力&返事力って、人生を左右しますね。
質問と返事の鍵。
著書では、質問や返事について事例等を挙げながら説明してくれています。質問は問題整理、返事は早くしよう、返事の声は明るく、などなど他にもたくさんありました。
疑問に思ったことは、素直に質問。相手に伝わるように、論理的に返事。
この2つを意識してやっていくだけで、質問力も返事力も身に付いて行くと著書を読んでいて、わたしは感じました。
質問力の鍵は、恥ずかしさに打ち勝つこと。
返事力の鍵は、どれだけ相手の立場に立てるか。
まとめ
質問力と返事力を高めて、人生を高めていこう!! ということをメインに書かれていた本でした。最後の方は質問力と返事力で、人間関係を良くする方法や夢の実現についても記述していました。
わたしも質問というのは本当に大事だと感じています。
質問がないと、まず考えないですし、成長もできません。成長できる人というのは、この質問力が高い人なのかも知れません。
著書を読んで一緒に質問力を鍛えませんか?