「出世の教科書」千田琢哉著 〜この本にも書かれていない出世に大事な2つのこと。

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出世する人というのは、どういう人なんだろう?

そんな疑問に答えてくれるのが著書。窓際になってしまう考え方と出世する考え方を比較しながらわかりやすく解説してくれています。

ただ、管理職経験のあるわたしからすると重要なポイントが2つ足りない。。。

こんにちは。しんごです。課長経験があるわたしの目線も加えながら、著書を取り上げてます。

サラリーマンやってると氣になるのが出世。どうせなら上目指したいですよね。

著書をひとことで。

出世の方法というよりも社会人としての心得!!

かなり読みやすいです。70テーマあり、本の右ページに出世する人としない人の考え方、左ページにちょっとした解説。さらっと読めます。ポイントだけ押さえれば30分もかからないと思います。

著書の構成

第1章 出世する人は手柄を譲り続けて最後に際立つ。

第2章 出世する人は驚くほど口が堅い。

第3章 出世する人は肩書きで相手を値踏みしない。

第4章 出世する人は偉くなっても腕を組んで人の話を聞かない。

第5章 出世する人は行きつけの店が潰れたら理由を即答できる。

第6章 出世する人は冒頭で結論と理由を一言ずつ述べる。

第7章 出世する人は周囲が「えー!?」と驚く方を選ぶ。

わたしは突っ込みどころが満載の構成。行きつけなくても出世はできます。えー!? と驚く方を選ぶのは大事だけど根拠がないとダメですし、チームがついてこなければそもそも難しいですね。

それでは氣になったポイントを挙げていきます。

仕事の仕方とコミュニケーション。

出世する人は、依頼者の表情をよく観察する。

出世する人は、相手の話が終わるまで話さない。

出世できる人に限らず、この2つは大事な要素だと思います。相手の表情を観察する。つまり、相手が何を考えているのかを読み取ること。今回のことは相手の意図とあっているのかどうなのか。

明らかに違う場合、顔が曇りますから、その変化をわかるようになると仕事がしやすく、その相手からも、わたしのことがわかってくれていると信頼が厚くなります。

相手が話し終わるまで口を出さないのも、コミュニケーションとして大切です。いわゆる傾聴ですね。これだけで会話がスムーズになります。

出世する人は、仕事で手の抜きどころを考える。

出世する人は、厳しい人についていく。

全部に全力してたらもう身が持ちません。全部に手を抜いちゃうのは困りますが、どこで手を抜くかを見極められるのは大事なスキルだと思います。

厳しい人についていくのは、仕事を覚えるスピードが明らかに異なりますから、これも大切にしたいですね。

同期とはほどほどの付き合いが良い。

出世する人は、同期と水のごとしの関係。

同期とは良い関係でいるのは良いことですが、馴れ合いになるのは避けたいですね。しかも、会ったときに、お互いの仕事の辛さなどを愚痴り合い、傷を舐め合うような関係なら最悪。

同期に限らず、このような関係は見直した方が良いと思います。

それよりもなぜ辛いのかを真剣に考え合える仲間を作ることの方が大事だと思います。

歓送迎会をしよう!

出世する人は退職者を丁寧に見送る。

これ、出世以前にとても大事だと考えます。出て行く人も氣持ち良いですし、残る人も氣持ち良いですよね。

残る人もなぜ氣持ち良いかというと、わたしも出て行くとき、そういう風に見送られるんだぁとなるからです。残る人が、ちょっと出たくなるくらいの方が良いですね。

仕事ができる人の共通項。

出世する人は、決断の速い人。

出世関係なしに、仕事できる人はみな、これができる人です。決断しない人、遅い人が上司だと本当に辛いですね。決断のスピードが大事なのはみんながわかっていることなのですが。。。

恥はかかなくても良い!

出世する人は、恥をかいてNGワードを体で覚える。

著書の中に、こんなことが書かれているなんて。。。これについてはわたしは考え方が違います。

わたしはいろんな人の会議やプロジェクトに参加して、関係者がNGしちゃったところを観察して、自分がやらないようにする。

これが早く成長するポイントです。人の振り見て我が振り直せです。

書かれていない大事な2つのこと。

お待たせしました。所属する部門内で最速出世したわたしが考える出世のポイント2つです。

出世する人は、空氣を読む。

まずは、これです。

自分の空氣を作ることも大事ですが、作りすぎず、今の空氣をしっかり読むこと。上司がこう言ってきたものの、本当にそれはやりたいのか。それとも上からの命令で嫌々なのか。

どういうことがしたいのか。

空氣を読んで、みんながハッピーになれるような活動をできると良いですね。

出世する人は、キーマンを知っている。

すごく大事なポイントです。自分の上司がキーマンであれば良いのですが、キーマンではない可能性があります。

出世するには、出世を認可する人がいます。認可する人あるいはその人に近い人がキーマンです。このキーマンに対してどう接するかが鍵です。

接し方などは著書に書いてあるのでそこでカバーできると思います。

上司にばかり氣を遣って、出世する前に上司は転職しました。なんてことがあったら、新上司とまた一から関係を構築しないといけないですからね。

まとめ

出世の教科書という本から、出世について考えました。

わたしが考える出世術を2つ追加で紹介しました。キーマンという考え方は本当に大事です。

ですが、まずはその前に社会人としての姿勢をしっかりと身につけたいですね。そのためにとても良い勉強になる本でした!!

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