1日3食って当たり前なんでしょうか?年を重ねていくと基礎代謝は徐々に落ちていく。それなのにずっと1日3食の生活で良いのか?
30歳過ぎあたりから、このような疑問にかられるようになりました。
そこで出会ったのがこの本。抱えていた疑問を解決してくれました!!
こんにちは。月5冊は読書しているSE しんごです。
まさに、わたしたちの疑問とマッチした題名の本。
内海さんがどのような観点で著書を執筆されたのか、そこには、ただ食についてではなく、現代日本の生活スタイルにも警笛を鳴らしていました。
著書をひとことで。
常識を疑い、食と真剣に向き合うための本。
ひとことで言うとこれです。今までわたしたちが当たり前と思っていた常識に真っ向からぶつかり、問題点をずばずば挙げてくれています。
200ページほどありますが、読んでいるうちにのめり込んでいくので、あっという間に読み終えられます。大きいテーマで章分けしてくれているので、氣になる章のみ読んでも勉強になります!!
著書の構成
chapter1 一日三食が病気のもと
chapter2 「食べ過ぎない」と健康で長生きできる理由
chapter3 「何を食べるか」ではなく「何を食べないか」
chapter4 現代社会では「毒抜き」は必須
chapter5 「体にいい食事」を考える
この章立てを見るだけでも興味深いないようです。この章の題名からなんとなく内容が想像できるかもしれないのですが、先入観は捨てて素直な氣持ちで読むのがオススメです。
学びがとてもたくさんありますから!!
それではわたしの視点で氣になったポイントを挙げていきます!!
健康は目的?手段?
健康でいることは目的ではなく手段である。
内海さんは著書の「はじめに」の部分で、あえて、健康とはなんなのかについて触れています。
いわゆる健康おたくなら、健康でいることは目的でも良いと思うのですが、本当はしたいことがあってそのために健康でいることを望むのでは?
そう考えると、まさに手段だなぁと読みながら深く頷きました。
というのも、わたしはダイエット成功者で20kgダウンしました。このときは健康を目的としていなかったから成功できたのだと思います。それ以前は何度も失敗してましたから。健康を目的としていたので。
1日3食でカロリーオーバー!!
普通に食べてもカロリーオーバー。これがいまの日本の現実です。
これはわたしも感じてた疑問で、この章を改めて読んで自分の体の基礎代謝を計算し、食べてるカロリーを比較しました。
わたしの基礎代謝は約1,600kcal。
まったく動かなくても消費するカロリーです。
食べる内容にも依りますが、1食のカロリーが約800kcalだとすると3食で2,400kcal。
すると、2,100-1,600=900kcalオーバーとなるわけです。900kcal分運動していれば全く問題ないですが、デスクワークの場合だとなかなかですよね。
結果、やっぱり3食もいらないわ。。。とわたしはなりました。
そもそも体は飢餓前提で作られているそうです。それなら最大限にその機能を使わない手はないですよね。
溜まった毒を抜く方法。
現代の毒は脂肪にたまる。
現代の毒は添加物や農薬、薬などで、脂溶性毒なのだそうです。脂溶性とは油に溶けるという意味です。
現代の食によって、わたしたちの脂肪に毒素がたまってしまう。
そういうものを食べないのが一番良いですが、全てを取り除くのが難しい場合はせめてこの毒素を体外に出したいですよね。
その一番の方法は汗をかくことだそうです。汗のかき方やかいた後のフォローについても説明してくれています。
ただ、わたしにはその方法は大変そうだなぁと思いました。著書を拝読する以前から、玄米、無添加の生活をしているので、、そもそも食べないようにする作戦で今後も続けていきます!!
現代の食問題はたくさんある。
著書の中で、現代の食に関する問題を取り上げてくださっています。おそらく意識して情報を取りにいかないとわからないことばかりです。
一部ではありますが、リストに挙げておきます。
- 栄養減、農薬増の野菜。
- 平均寿命の裏を読もう。
- 食べ過ぎで腸が汚くなる。
- 砂糖の危険性。
- 食品添加物天国の日本。
- 日本人の体には合わない牛乳。
ページのデザインがかわいいです。
著書の内容ではないのですが、これは取り上げておきたいです!!
ページ数が各ページの下に印字されているのですが、そのページ数のデザインがとてもかわいらしいんです。
お茶碗と箸。
こういう細部にこだわっているのを見ると、内海さんと編集者さんの温かさのようなものが伝わってきて素敵だなぁと思いました。
まとめ
食と真剣に向き合う。今までの食の常識を疑う。
そのことを著書から学ぶことができます!! そして、重要なのは知ったという知識だけでなく、実際に行動していくことなんだと思います。
「おわりに」の章で、内海さんはこのようなことを言っています。
家族と過ごす時間を少しでも増やしてほしい。
本当にそうですよね。
内海さんのこの想いが根底にあって、それが食の改善につながってるんだと思うと、「おわりに」の章を読んだ後、もう一度最初から読んでいるわたしがいました。
この本は一度は読んでおくべき本です!!