仕事で思うことが言えず、いつも「 はい 」と言ってしまう。組織人として生きている自分が嫌。真のリーダーとはどういう存在なのか。部下とどう接すれば良いか。思い当たる節がある場合は、ぜひこの本を手に取ってほしいと思います!! 戦後日本で大活躍した白洲次郎さんの金言があなたの人生に 喝っ!! を入れてくれます!!
こんにちは。月5冊以上読書しているSE しんごです。
わたしがかっこいいなぁと思った男性の1人、白洲次郎さんの名言ならぬ金言をまとめた著書です。生き方がかっこいい人は言うこともかっこいい。
白洲次郎さんのしびれる言葉に触れることで、わたしたちの人生にも刺激を与えてもらえます!!
著書をひとことで。
自分の人生に喝を入れてくれる本。
何かうまくいっていなかったり、つまらないなぁというときは自分が何者かを見失っていることが多いような氣がします。そんなときに白洲次郎さんのいろいろな言葉が、自分の人生に喝を入れてくれる。そんな感じがしました。
著書の構成
第1章 ノブレス・オブリッジの交渉術
第2章 スマートに結果を残す仕事術
第3章 リーダーたるべき振る舞い
第4章 逆境にあるとき
第5章 人生を行きていくための智慧
第6章 風の男の素顔
仕事どう向き合うかという観点が強い傾向にあります。現代のわたしたちにも活かせるところが多々あります!!
ちなみに、白洲次郎さんは、大東亜戦争の敗戦後、GHQに敢然と立ち向かった日本人で、吉田茂元首相の片腕として活躍された方です。GHQからは「従順ならざる唯一の日本人」と言われたそうです。
それでは、わたしの視点で氣になったポイントを挙げていきます!!
日本人特有のあれ。
イエスマンでは駄目。
日本人は嫌でも飲み込んで何も言わず、「はい」という人が多いと言われています。わたしたち会社で働く者としては、思い当たる節がありそうです。
白洲さんは相手の要求を呑むときでも、嫌なときははっきりと言うべきとおっしゃっています。納得がいかないことでも納得できるようになるまで話すためにも、すぐイエスではなく、しっかりと対応してお互いに氣持ち良く物事に取り組んでいきたいですね。
あとは言う勇氣のみ!!
組織人という妄想。
自分は自分だ。
「 組織に所属してるんだから、組織を考えろ。」
わたしが会社で言われた言葉。素直に「 はい!! 」とは言えない自分がいました。おそらく、わたしと同じような人は多いのではないのかなと思います。
組織があって、個人があるのか。
個人があって、組織があるのか。
白洲さんがここで言いたいのは、自分で責任をしっかりとれ!! ということです。ひとりひとりがそういう意識を持てば、組織も自然と良い方向になると思うんですけどね。
これが本当の人間関係。
主従関係ではなく対等の人間同士であれ。
こうありたいと思います。
肩書きと地位って、所詮、人間が作り出したもの。どうして、偉いとかいう考え方が頭に作られたのか。。。偉いのではなく、感謝や尊敬という考え方にシフトしていけたら素敵だと思います。
親も偉いのではなく、自分を育ててくれている。
先生も偉いのではなく、教えてくれている。
上司も偉いのではなく、指導してくれている。
大人になったら、逆に感謝、尊敬されるような生き方を。まさに江戸時代の教育はこの精神がしっかりしていたような氣がします。
真のリーダーとは?
部下とも一対一の人間として付き合える。それが真のリーダーだ。
このコメントでとても思うことがありました。
わたしが働くSE業界には、業務委託という形式で働いて下さっている方々が多々いらっしゃいます。その業務委託さんへの態度がひどいなぁと思う管理職の方がいたんです。
ブラック企業というキーワードが流行り始めた頃、社員の残業対策として、溢れてる仕事は全部、業務委託さんに振れと。
えぇ!?
耳を疑いました。そうしたら、業務委託さんが残業がとんでもないことになるのは目に見えてます。しかし、その管理職の方は、そのくらいやらせろと。
その管理職の方には、ついていきたいとは思いませんでした。
部下への対応が周りに与える影響はとても大きかったです。反面教師として勉強になりました。
謝る瞬間に相手より下に思う感覚。
何か悪いことをしたときなど、相手に謝るシーン。そのとき、わたしたちはその相手よりも下だと無意識で感じてしまうことがあります。
しかし、白洲さんは、いかなる場合でも尊厳を失わないこと、人に頭を下げないといけない時でも、決して卑屈にならないことが大切だとおっしゃっています。
なんなんでしょうね。
あの感覚。
下とか上とかないのに、謝った瞬間に作り出してしまう自分の中での上下関係。
でも、白洲さんがおっしゃるように、自分は自分であるという尊厳をしっかりと持っていたいですね!!
まとめ
白洲さんの金言は他にもまだまだたくさんあります!!
海外生活経験も豊富な白洲さんだからこそ、日本を客観的に見ることができ、そこを指摘してくれています。
白洲さんは戦後すぐに、このような言葉をたくさん残してくれているのですが、そう考えると、今の日本って、戦後直後とあまり変化していないのかもしれないですね。
そういう観点からも、わたしたち日本人は進化が必要なときなのかもしれません。
人生に喝をこの本からもらって下さい!!