こんにちは。しんごです。サロンデュショコラ(以降、サロショ) は2013年から毎年通ってます!!
サロショ2017のイベント、ジャン=ポール・エヴァンさんのトークイベントに参加してきました。サロショイベントの毎年トップを飾るジャン=ポール・エヴァンさんのトークイベント。その内容や状況などをレポートします。
静かな始まり。
さっそく司会者の方の紹介でジャン=ポール・エヴァンさんが登場しました。黒のエプロンがかわいらしいなぁと見ていて思いました(笑)
サロショ一般会期初日の朝一発目。会場の方からも少し緊張感が伝わってきました。
壇上のテーブル席に座り、通訳の方(専属なのかな?) を通じてジャン=ポール・エヴァンさんの2017年のテーマとショコラへの想いなどを語ってくれました!!
テーマはフレンチタッチ。
ジャン=ポール・エヴァンさんの2017年のテーマは、
フレンチタッチ。
ショコラなどを通じて、フランスというものに触れてほしい。そう思い、このテーマにしたそうです。ジャン=ポール・エヴァンさんは毎年、テーマを決めているそうです。テーマを決めることで創作に深みが出るからとのことでした。
そして、テーマは毎年12月からスタート。ちょうどクリスマスケーキからそのテーマで取り組んでいるそうです☆
つまり、クリスマスケーキを見れば、これからの1年はどんなテーマなのか分かっちゃいます!! ジャン=ポール・エヴァンさんの情報通になれます(笑)
と、トークもそこそこに早速、試食が配られました!!
次世代のショコラショーを目指して。
今回の新しい試みとして、ショコラショーとカカオを一緒に味わうことを意識したそうです。どんなショコラショーが登場するのか、楽しみにしていると、早速試食が配られました!!
試食は左から、
- ベルガモット果汁入りキャラメルボンボンショコラ
- 白みそのマカロン
- ショコラショー
ショコラショーはパリディアンというもので、どっしり残らない軽やかさが特徴。ジャン=ポール・エヴァンさんは油分の少ないカカオを使い、ものすごくこだわっていました。
試食を前にした会場の様子。
写真を撮る人。メモをとる人。試食にワクワクしている人。ショコラ好きが集まってるなぁ〜とその雰囲氣がすごく伝わってきました(笑)
ジャン=ポール・エヴァンさんはとにかくたくさんのショコラショーを飲んでいるそうです。
それは、ショコラショーの重たいイメージを払拭しつつ、軽やかで味わい深いショコラショーを追い求めているからだそうです。
ショコラショーはカカオパウダーを混ぜて作るのですが、その繊細さが大事だと熱く語っていました!!
バレンタインショコラやお店も紹介。
会場の方々は試食をいただきつつ、ジャン=ポール・エヴァンさんはバレンタイン向けショコラの紹介を始めました。
生姜が香るヘーゼルナッツのプラリネ『キスフロームジャパン』や、キャラメルの味わい深い『キスフロームフランス』、はちみつガナッシュの『ココリコ』などを紹介してくれました。
『ココリコ』というボンボンショコラ、ビターガナッシュのミルクチョコレートで、ミルクはナンテーヌ地方のものを、はちみつはブルターニュ地方のものを使っているそうです。
やはり国産が一番!!
2016年にできたフランスの店舗や京都の店舗の紹介も写真を映しながら紹介してくれました。京都の店舗はパリのお店そのままを持ってきたとのことで、ここに行くとパリさながらの雰囲氣が味わえるようです♪
ジャン=ポール・エヴァンさんの色々な紹介の最中、ほおばっていた試食をここで紹介します!!
すごい白みそ感!!
まずはこちらの2つ!! ベルガモット果汁入りキャラメルボンボンショコラ、白みそのマカロンです。うふぁ、楽しみー!!!
では、早速、ボンボンからいただきます。
や、柔らか〜い♪
周りのコーティングチョコレートは少し厚めで、パリッとしています。対照的にガナッシュはすんごい柔らかい!! あまりの柔らかさに、中身だけ全部出てきてしまいそうでした。写真のためにがんばって残しました(笑)
控えめな甘さのとろけるキャラメルにベルガモットの優しい柑橘の香り。酸味も柔らかくてとても爽やかでした!!
続いてマカロンいただきましょう!!
白みそおいしい!!
ホロホロでふわふわ食感のマカロン。一口かじると白みその塩氣と甘みを楽しめました。よくよく見ると、上のマカロンと下のマカロンは色が異なっています。
上は白みそのマカロン、下はチョコレートのマカロンでした。チョコレートは多少甘さが強く感じましたが、白みそがとにかく美味しかったです♪
ショコラショーは後ほど(笑)
なぜならイベントの後半でもう1杯してくれたからです。
カカオを知ってほしい。
ジャン=ポール・エヴァンさんのお店の紹介後、VTRを使いながら、カカオのお話が始まりました。カカオのことを知ってほしい。そんなジャン=ポール・エヴァンさんの想いがこのカカオの紹介に表れていたんだと思います。
カカオの花。かわいらしい花を咲かせます。初めてカカオの花を(写真で)見たとき、カカオの実からはあまり想像できなかったです。
カカオポットの中のカカオの種です。このようにVTRを流しながらカカオについての説明をしてくれました。その際、発酵の大切さやカカオ生産者の仕事の素晴らしさなども教えてくれました。
チョコレート検定で勉強していたので、ある程度は知っていましたので復習になったり、リアルなショコラティエさんの考えが聞けたのはよかったです。
そしていよいよ、ショコラショーのもう1杯が登場します!!
ショコラショーのイメージを破壊!!
イベントも終わりに近づき、最後にもう一つのショコラショーが配られました。
最初に試食が配られたときに、ちょうど良い温度だからと言われて、ガンガン飲んでいたのと、もう1杯出るとは思わなかったので、左のコップはかなり量が減ってしまいました(笑)
最後に配られたショコラショーは、左のショコラショーに砂糖なしカカオマスを固めて筒状にしたものを削ってパウダーとしてかけたものです。
ステージ上で、ジャン=ポール・エヴァンさんがカカオパウダーをショコラショーにかけるサービスショットも(笑)
手元はこんな感じでした。
このショコラショーはとても軽やかで、さらっとしていて飲みやすかったです!!
今までのショコラショーをイメージしていたら、そのイメージは全く役に立たないくらい。
ショコラショーにカカオパウダーをかけることでその姿はまた別の飲み物に変わりました!!
味わいが変わり、カカオの香りが増して、より深くコクを感じられました。カカオを楽しむショコラショー。まさにそんな感じでした!!
最後にジャン=ポール・エヴァンさんへの質問コーナーです。ヨーロッパの方が考える生姜への印象がへぇ〜という感じでした!!
生姜は日本人のキス!?
最後に質問コーナーなのですが、ジャン=ポール・エヴァンさんもショコラショーを召し上がっていました。なんだか微笑ましい感じでした(笑)
質問1
油分が少ないカカオは加工?天然?
回答1
天然で油分が少ないカカオを使っています。それをカカオマスの状態にして固めてバーにし、削ってショコラショーにパウダーとして入れています。
このカカオバーはケーキにも使えます。いずれは製品化することも検討しています。
質問2
生姜は日本のイメージなのでしょうか?
回答2
今回、使用している生姜は中国産。質が良かったので使いました。実はヨーロッパから見ると生姜は特定の国の印象ではなく、アジア全般というイメージがある。
今回、『キスフロムジャパン』で生姜を使ったのには、生姜には興奮や氣持ちが高ぶるイメージがあり、その感じが日本人のキスに近いと思いました。
生姜の印象ってアジアだったんですね。このイメージ感覚は初めて知りました!!
最後に、サロショ2017のテイクアウト商品についても説明してくれました。
フランスのプロフィットロールはシューの中にアイスが入っていてショコラがかかってるそうです。ジャン=ポール・エヴァンさんのプロフィットロールは生クリームにしています。それは味がより軽くなるようにしていて、ショコラソースを感じやすくする為だそうです。
ジャン=ポール・エヴァン「 プロフィットロール オ ショコラ 」氣になるシューの中身とは?
このプロフィットロール、京都のお店でも出しているそうですよ。サロショで食べ損ねた人は京都へGO!!!!
しかし、同じくサロショ2017のテイクアウト商品だったクッサンダムールはサロショ限定なのでもう食べられないみたいです。残念。。。
ジャン=ポール・エヴァン×クリスティーヌ・フェルベール「 クッサン ダムール 」に足りないのはアレ。
まとめ
ジャン=ポール・エヴァンさんのトークイベントについてでした!!
わたしが初めてサロショに行ったときに出会った初めてのショコラティエさんがジャン=ポール・エヴァンさんだったことを思い出し、昔のサロショが懐かしくもなりました。
ジャン=ポール・エヴァンさんは笑顔がチャーミングで、優しい目をしていました。ショコラショーを飲む時の真剣な表情から、本当に好きなんだなぁという感じもとても伝わってきました!!
ショコラティエさんの人柄がわかると、ショコラを食す時の感じ方もまた違ってきますね♪
★サロショ2017はこれで全てがわかります!!