こんにちは。しんごです。
正月になるとポストを賑わすあの子たち。そう、年賀状です。返信で足りない年賀状を買うために郵便局の本局に行ってきたのですが、そこで事件が起きました!!
現場が凍りつく
年賀状の届け間違いが原因
郵便局の椅子で座っていてiphoneを見ていた時でした。窓口で怒鳴り声が!!
「 上のやつを呼べ!! 」
何事かと思って顔を見上げると、怖い顔をしたおじさんが窓口で、若い局員さんとやりとりをしていました。おじさんは坊主で肌が黒く、ちょっと声をかけにくいようなタイプでした。
現場は一瞬で静まり返り、凍りつきました。現場にいた人たちは、これはやばい現場に遭遇したなぁという顔をしているように感じました。
「 うちに間違って、違う人の年賀状が来たんだよ!! 」
おっと、年賀状あるあるだぁ!!
郵便局の仕分け機械の精度は70%
郵便局の住所仕分けは機械でやってますから、人がやっていた時よりは精度が上がってるとはいえ、ある程度の確率で誤りは起こり得ます。
少し調べました。機械の精度は70%くらい。それが達筆になればなるほど、機械では読み取れないとのこと。あとは筆書きだと読み取りにくいらしいです。人が書いたものは人が読むのが一番ですね。
識別できなかったものなどは人の手で分配していくらしいです。PCなどの機械による印字の読み取り率は98%程度。結構高いですね。日本の郵便システムって結構凄い!!
話は戻りまして、若い局員さんが上の担当者を呼びに言っている間、「 新年早々、イライラするなぁ 」と大きな声で呟いていました。
誰にでも間違いがあるんだから、そのくらいで怒らないで欲しいなぁと見ていましたが、責任者が出てきて、その会話の中で怒っている真相がわかりました!!
言っていることは正論
論点は年賀状ではなかった
裏口のようなところから、責任者らしい方が出てきました。その人を見つけると怒ってるおじさんは近寄り、いきなり会話が始まりました。
おじさん「 あんたが責任者か?」
責任者「 はい。私です。」
おじさん「 うちに違う人の年賀状が届いてたんだよ。しっかり配達しろよ!! 」
責任者「 誠に申し訳ございません。」
おじさん「 この間違いがマイナンバーのような個人情報での配達だったらどうすんだ!? 」
ん?マイナンバー?そうなんです。怒ってたおじさんは年賀状の配達間違い自体を怒っていたのですが、その背景には個人情報などの配達でも同じようなことが起こってしまう可能性を危惧して話に来ていたのです。わざわざ郵便局まで出向いて。
その行動力に、一瞬にして、私のおじさんを見る目が変わりました。配達する側として、正しい相手に正確に届けるように努力して欲しいということを言いに来ていたのです。
年配者の配慮も
さらにおじさんは続けます。
おじさん「 マイナンバーなどの個人情報の配達でも同様なことが起こると、年配者の方々にも迷惑がかかるだろう!! 」
責任者「 マイナンバー通知は書き留めで・・・ 」
おじさん「 マイナンバーに限らず、個人情報の配達もあるだろ! 最近は詐欺も多いんだから。しっかりしろよ。」
確かに、普通郵便でもクレジット情報や年金お知らせ便などの個人情報を配達していますし、そもそも住所など自体も個人情報ですから、届け間違いが発生するとかなり危険。それに詐欺も多いですからね。責任者の方も何も言えない状態になっていました。
伝え方に難あり
ここまで話を聞いていたのですが、自分の用が済んだので郵便局を後にしました。おじさんの言っていることはとても正しくて良いことを言っていました。そして、それを行動できるのは凄い!!
ですが、ちょっと伝え方に問題がありました。郵便局の局員さんや責任者さんもちょっとビビってましたから、聞いてるようで聞かずにただ謝るばかり。良いことを言っていたとしても伝え方って本当に大事だなぁと思いました。人の振り見て我が振り直せですね。
怒ってるおじさん、「 人がやることだから間違いはあるのは仕方ないと言ってました。間違いがあるから成長がある。」と。すげー良いこと言うなぁ。けど、おじさんの今日の見た目がちょっと失敗かなぁ。。。
まとめ
今回の事件から、おじさんの外見から初めは勘弁してよ〜と思いましたが、思い込みで見てはいけないことを改めて氣付かされました。事実・現状をしっかりと見るべきだと。そして、相手に物事を伝えるときは伝え方がとても大事ですね。
メラビアンの法則では、相手に与える印象は見た目が9割であると言っています。まずは相手にしっかりわかってもらうには見た目から氣を付けていきたいですね。勉強になりました。